フェルメール展
上野の森美術館で開催されている フェルメール展に行ってきました。
今回は、入場時も入場後もとっっっにかく混んでいるという印象。もうほんとに人を見に行ったと言いたくなってしまうくらい。
まず日時指定の予約をしていきましたが、入場に15分ほど並びました。ちなみに日時指定といっても、入場の時間が指定されているだけで、一度入ってしまうと閉館時間まで中にいることができます。(混みすぎて疲れすぎるのでそんな長時間いる猛者はいないと思うけど)
当日券も販売しているようでしたが、休日はまず無理だと思います。私が予約済みの入場列に並んでいる時も、わからずに当日券を買おうと列に入ってしまっているおば様がいましたが、係りの人に断られていました...。
入場前からこの状態で、今回一番見たい<牛乳を注ぐ少女>にたどり着けるだろうかと不安も覚えつつ、無事入場...。
*
フェルメール展とは言いつつ、彼の作品は9作しか来日していないので(入れ替わりあり/大阪を合わせると10作)、順路に沿ってまず同時代に生きた画家の作品を見ていきます。
気になったのは、ハブリエル・メツーの<手紙を書く男>と<手紙を読む女>。並べて飾られたこの2作は対になっているそう。一方は優美な家具が配置された部屋の中、柔らかな眼差しを向け手紙を書く美しい青年が描かれている。
もう一方の絵には真剣に手紙を読む女性の姿があり、床に落ちた封蝋にも気付かない。また、背後で待つ召使いが開いたカーテンからは、荒れた海が伺えます。
この荒海は「愛の試練」を表しているそうです。愛の試練ってなんだよう、ほんとに切なくなるからやめてよう。もし帰還が困難な旅に出る前に青年が知らせた手紙だったら、とても悲しい。でも描かれてる彼めっちゃハンサムだから、ただ浮気の心配とかだったらそれはそれで嫌だ(笑)
メツーはフェルメールの影響を強く受けているといわれており、今回来日している<手紙を書く婦人と召使い>とも度々対比されています。フェルメールが作品に好んで使っていた黄色いガウンも、手紙を読む女に登場させてる!リスペクトしてるなぁ。
ぎゅうぎゅうになりながらそれらの作品を見終えて、真っ白な光が差し込む通路を抜けていくと、フェルメールブルーに包まれた空間にたどり着きます。
やっと来た、フェルメールの部屋。
相変わらず人が多すぎて満足に見られませんが、一応堪能できました。
やっぱり<牛乳を注ぐ女>が見たい〜!ということで一番先に...。ここだけは迷惑にならない程度配慮して、ゆっくり見させていただきました。耳が幸せな石原さとみさんの解説によると、この女性は召使いで、牛乳を使ってパン粥を作っているところだそう。
温かい光と相反した冷んやりした室内、女性の真剣な眼差し、肉付きの良い身体、硬くなったパン。どれを取っても、柔らかい描き方なのに写真よりもリアルに感じられます。女性が身につけている衣服のブルーとイエローもとても鮮やか。なのにとても優しい。
私は芸術的な技法は全くわからないのですが、実際に見られて本当に良かったなぁと思います。「柔らかい」、この作品に関してはこの言葉がぴったりかと。
あと気になったのは、日本においては初公開となる<ワイングラス>と<赤い帽子の女>の2作。
<ワイングラス>は、女性がワインを飲むそばで、デカンタに手をかける男性が立っているという構図。ワインを勧めているらしい男性は誇らしげに女性をみつめており、恋の駆け引きが描かれているとのことです。
きっと高いんだろうなぁという重厚感のあるドレスと家具に包まれた部屋に差し込む、美しく繊細なデザインのステンドグラスの淡い光がとても印象的で素敵でした。
それから、<赤い帽子の女>。
鮮やか且つ重みのある色合いの赤い大きな帽子をかぶり、深い青色のローブを着た女性がこちらをみつめています。これね、すっごい小さい作品なのに、すっごい目が合う。笑
きらっと光るつぶらな瞳と、ふるるっとした艶やかな唇を持つ個性的な表情から目が離せません(あと眉毛薄いのが気になる)。
フェルメールの親族? がモデルとか、下書きの段階では別の男性を描こうとした跡が残っている とか色々言われているそうなのですが、実際のところどうなんでしょう?
こういう色々な説と彼女の不思議な表情が相まって、とても気になる作品でした。
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はぁぁ〜ぎゅうぎゅうした〜。
満員電車くらいぎゅうぎゅうしてました。
人多すぎて皆けっこうイライラしてたなぁと、残念ながら、ふんってぶつかって来る人も多かったです。心穏やかに作品を見ることは容易ではない空間でした。戦場。
帰りに期間限定のメトロくじを引いて、おそらくほぼ全員当たる栞が当たった!
ショップにて<牛乳を注ぐ女>が印刷されている、ブルーの缶に入ったお菓子も買いました。
ベット脇の小物入れとして使おーう!満足!
はぁ、ぎゅうぎゅう言って牛になった。
もし真珠の耳飾りの少女とかが来たらどうなっちゃうんだろうね。とても見に行きたいけど、相当な覚悟が必要だろうな。臨戦体勢だな。
おーわり
はじめてのApple Store
こんにちは。
私は一応、時代の波に乗れていないiPhoneユーザーです。今使用中のものは3年目なので、電池の減りが早い早い。
アップルは現在、一部のiPhone機種限定で通常8800円のバッテリー交換費を3200円でできるサービスを行っています。しかもiPhoneの保証に加入している方はなんと無料だそう。良いなぁ。
今後も特に買い換える予定はなく、壊れるまで今のものを使い続ける予定なので、バッテリー交換に初めてApple Storeに行ってきました。
今まで代理店で購入していて特に修理が必要なこともなかったので、来店するのはほんとに初めてです。なんかあのフリーダム(笑)でグローバルな感じ、緊張した〜(゚∀゚)
受付を担当してくれたスタッフのおじさまは、おそらく韓国の方かな?めちゃめちゃノリが良くて説明もサクサク進むので、緊張していた私も安心してお願いすることができました。
ひと通り確認事項が終わりiPhoneを預けて一旦外出する際、「いってらっしゃい☆←」と軽くグータッチしてくれましたw グータッチw このノリの良さw
びっくりしたけど、おもしろかった(笑)
*
さて、一応簡単に交換までの流れの記録を残しておきます。
実は来店するまで予約が本当に取れずになかなか苦労しました。アップルのカスタマーセンター?や店舗の電話でたらい回しにされたり、いつ見ても全く予約に空きがなくて泣きたくなったこともありましたが、基本的に下記の流れで大丈夫だと思います。
あ、あくまで自分の場合の記録なので、もしかすると店舗によって違いがあるかもしれません。自己責任でお願い致します〜。
①Appleのサイトでバッテリー交換の予約を取る(毎時0分に更新されるそうなので、なかなか予約が取れなくても粘る。逆にそのタイミングじゃないともう取れないと思う)
②来店前にパソコンやiCloudにバックアップを取っておく
③Apple Storeに来店
→身分証明できるものを持っていく
・バッテリーが必要か診断を受ける、OKが出ると諸々の説明を受け同意
・バックアップを取っているかの確認
・「iPhoneを探す」がオフになっているかの確認
⑤集荷時間が書かれた見積書をもらって2時間ほど待つ
⑥身分証明を見せて支払い、受け取り
本日は私のような超絶初心者に向けて、アップルストアへの潜入方法を記録してみました。
バッテリーの在庫がなければ日を跨ぐこともあると聞いていたので、予定通り2時間で終わって良かったです。これで安心して年を越せます〜。
しかし今思い出しても、グータッチは笑える(笑)
おわり
ズボラの極みケーキ
甘党なのでケーキが突然食べたくなります。
オーブンがない我が家でもお菓子づくりがしたい...!ケーキを作りたいのよ...!
あぁ、バターもない。さらに、めんどくさいのでホットケーキミックスを使いたい。
という症状が出た時のために覚え書き。
味は、普通(笑) だけどなぜだか、くせになる風味?手作り感溢れる雰囲気?
炊飯器はちみつケーキ
<材料>
・卵1個
・牛乳 100ml
・はちみつ 大さじ2
・サラダ油 大さじ2
①ボウルに材料を上から順番に入れ泡立て器で良く混ぜる
②ふるったホットケーキミックスを加え、さっくり混ぜる
③油を塗った炊飯釜に入れて炊飯スイッチON
④お好みでジャムやクリームを添えてできあがり
\いただきます!/
水玉フォークはプレゼントで頂いたもの!
お皿は東京蚤の市でゲットした。(実はちょびっと欠けている)
もう一度言う!味は、普通!笑
おわり
宇宙人再来!
9/29 (土)
今年も渋谷WWWに、台湾のバンド宇宙人cosmos peopleのライブを観に行って来ました。
一年ぶりの宇宙人のライブ。すごくすごく楽しくて、ただただ歌声と演奏が素敵な世界でした。
開演前少し早めに行って、物販を購入。
1時間くらい並んでタオルをゲットしました。
Tシャツは去年のをばっちり着て参戦しましたが、やっぱり会場はTシャツ率少ないです。特に去年のとか着てる人いない(笑) なんなの、皆毎年何に並んでるの、CD?笑
*
さてライブ、
始まりはもちろん「我們的探險計劃 」から!!
始まるって感じするよね!!ワンマンだけどフェス向きな気がするのよ、小玉の歌声で曲がわかった瞬間に会場のボルテージが一気に上がる感じがすごく容易に想像できる。
特に嬉しかったのは、私が宇宙人に出会った思い出の曲「要去高雄」や、今年の世界の車窓からでより好きになった「寂寞之上」が聞けたこと。
あと、阿奎の癒しボイスが聞ける「心向夏天」やDJ Qなど素敵な時間がたくさんあったのですが、
やっぱりライブの醍醐味は、生演奏で聞いてこの曲こんなに良かったの!?って出会いをすることだと個人的に思います。去年は「夜來夜香」に出会って一番好きな曲になったのですが、今年は...(ドラムロール)笑
...この曲...!
...「兩人雨天」です!!
もうあかん。すごく良かった、聞き惚れるとはこのこと。改めて思うのは、台湾国語の曲は他のアーティストさんでもカッコいい!と思う曲が多いのですが、台湾語の曲はもうね、泣いちゃう感覚なのです。
小玉のすごく綺麗なのに、かすれそうな切ない歌声にこの台湾語、そしてメンバーの美しい演奏が最高に合います。泣いてまう( ; ; )
ライブ、本当に素敵な時間だった。
宇宙人、そして小胖、ありがとうございました!!
*
と、楽しい時間を探したのですが、
2年連続で行かせていただいたことで、どうしても去年との違いが目についてしまった部分もあります。
演奏とは関係のない、かなり個人的な感想なので不快な方は飛ばしてください。
去年と比べて残念だと思ってしまった点。
まず、メンバーがお客さんとのコミュニケーションを英語中心で取るようになったこと。
これはかなーり個人的な感想です。去年は、小玉は英語時々日本語、阿奎は中国語、方Q先輩は日本語で話してくれてたなと思ったのですが、今年はほとんど英語でした。(先輩は頑張ってけっこう日本語を話してくれてました、すごい)
世界で活躍する宇宙人なので、英語のコミュニケーションがもう当たり前なのかもしれません。私達に伝わるように英語を話してくれてるのかもしれません。
でも!でもでも!私はもっとメンバーの中国語が聞きたいのです!かなり個人的なわがままです!笑
言ってること理解できなくても、中国語でわちゃわちゃ話す姿が見たいなぁと思うので、とても複雑です。特に阿奎の中国語を期待してた(笑)
それから、これは真面目な話。
今年はフロントと一般フロアの価格に差があったこと、少し残念です。去年はそういうのはなかったはず...。大きな箱ではないので見え方にそれほど変わりはないのですが、金額に差をつけ出したことが単純に悲しい...。
これも個人的なわがままです。
最後に悲しい点を書いてしまいました。
中国語が聞きたいと言うなら、台湾でのライブに参戦すべきだろうなぁ自分。反省。
将来できる台北大巨蛋でライブをする時がくれば、いつか行ってみたいです。
宇宙人のファンの先輩方、こんなaoに喝を入れてくださる方がいらっしゃれば是非お願い致します。
おわり
海賊を食べる(夏限定)
昨日は大学時代の友人達との集まりがありました。
お昼に集まって友人の手料理をいただきます。
タコライス、サーモンアボガドサラダ、鶏肉の春巻き...本当に全部美味しかったです。
やっぱり良いお嫁さんになるよ、えり〜!!
その後は大学の時から進めていた友人の『ゼルダの伝説スカイウォードソード』をプレイ!
ですが、私はやはり見る専門なので見事に足を引っ張ります...。すみません...。
皆は可憐なプレイで進めてくれました!さすが〜
あと!今回の手みやげは、ずーっと食べたかったユーハイムのマイスターケーキ!今年は夏の冒険をテーマにした「サマーアドベンチャー」だそうです。
物語がなかなかおもしろい。
以下ユーハイム公式サイトより引用です。
海賊船の船⻑は海賊にそぐわぬ⾼貴な姿の⽩ネコ。
そして船の舵を取るのは、まだあどけない表情の⽩くま君。
腕っぷし⾃慢の海賊クマは、船⻑と⼦どものころからの付き合い。今回の冒険の旅でもきっと活躍してくれることだろう。海賊印のジョッキになみなみと注がれたビールを酌み交わし、今夜は皆で出発をお祝いだ!
・・・しかし、万事が上⼿くいくとは限らないのが冒険の旅。波間から⾒えたのは、サメの背ビレ!
海賊船に緊張が⾛ったのもつかの間、どうやらサメは海賊船をどこかへ誘っている様⼦。
サメに導かれ、たどり着いたのは、夢にまで⾒た宝島。
ネコの船⻑がそーっと宝箱を開くと、そこにはこぼれんばかりの宝⽯がまばゆく輝いていました。
ユーハイムオフィシャルサイト
https://www.juchheim.co.jp/meistercake/ より引用
大好きな藤岡みなみさんが紹介されてたのをみて欲しい(゚∀゚)!となり、ずっと狙っていたのです。
サマーアドベンチャーの商品は全部で6つですが、今回買って行ったのはこの2つ。
その名も「サメが来たぞ!」と「猫の船長」!!
かわいい〜最高〜。
藤岡みなみさんはマグロ?と聞かれたと書かれていましたが、私はカエル( ・ᴗ・ )?と聞かれました(笑) カエルか〜...カエル〜...(笑)
味もさっぱりしたフルーツムースでおいしかった!!夏の終わりに、ちょっぴり危険でかわいい海の物語をいただきました。
あまり長い時間ではなかったのですが、ほんとに集まれて良かったよ!次が楽しみです!
おわり
君はドジョウか、リュウグウノツカイか
毎日暑いですね...。
暑くてドロドロ、熱中症の危険と隣り合わせも嫌ですが、クーラーで痛いくらいに脚が冷えるのも嫌です。
でも、適温どこ...と絶望しつつも、夏にドキドキしている自分がいるのも確かです。なんだろう、学生時代の夏休みのイメージが抜けないのかな。
朝夕にふと夏っぽい匂いがすると、それだけで1日ご機嫌に過ごせます。憎い子や、夏は。
お仕事で外出する時も炎天下の中汗をかきかき歩いているのですが、時々通る道で、板金屋さん?のような室内オープンで車の修理を行なっている作業場の前を通ります。
その板金屋さんの入り口付近には、
学校で使うような机の上に置かれた、小さな水槽があります。中には石が敷き詰めてあり、お水たっぷり、水草少々、小さな岩が少々。
そしてその中をスイスイと泳ぐリュウグウノツカイ...
!!
まぁ、限りなくリュウグウノツカイっぽいけど、違うだろうなぁ、ドジョウかなぁ。
とにかく、スイスイ、ヒラヒラ、ユラユラと泳ぐそのリュウグウノツカイ(仮)が美しくて。
板金屋さんのごちゃごちゃした作業場とのギャップも不思議で、通る度に元気に泳いでるかなと見てしまいます。ほんと、君はドジョウ?リュウグウノツカイ?どっち?状態です。
*
そういえば、近所の銭湯で最近新入りさんを見かけた。これとは別にもう一つ大きな鉢にも金魚がいます。そっちは古株さんたち。
君たちはいつ来たのかな?
彼に写真を見せると、お祭りの金魚みたいと言っていました。お祭りから来たのかい?
湯上りに、こんな風に気持ち良さそうに泳ぐ金魚たちを見ると、心までさっぱりしますね。
暑いけど、夏のお風呂も良いものだ〜。
夏、憎いなんて言ってごめんよ。
来年も頼むよ、でももうちょっと涼しくなってくれても良いよ。笑
おーわり
あの頃、君を追いかけた
台湾映画『あの頃、君を追いかけた』を映画館に観に行ってきました。
日本では今秋公開予定のリメイク版が話題になっていますが、こちらのヒロインは乃木坂の齋藤飛鳥ちゃんが演じるとのこと。
私としては、中国語を勉強するきっかけになった大好きな映画と公言している、桜庭ななみちゃんの佳宜が見たかったかな。優等生なだけじゃなくて、無邪気なところとか雰囲気も彼女に重なるところがあるように感じました。リメイク2作目にはぜひ...!笑
さて、今回観に行った映画館は新宿のK'sシネマという映画館。今は台湾シネマウィークということで、5月〜6月のはじめまで懐かしい作品から比較的新しい作品まで、放映してくださるとうことです。
いっぱい観たい作品があったけど、結局この一本しか観られてないな。特に藍色夏恋は評判も良いし是非とも観たかったんやけど...。レンタル探しますかな。
*
さて、『あの頃、君を追いかけた』に話を戻します。具体的なネタバレは書かないつもりですがまだ観られてない方は気をつけてください〜。
ずっと観たいと思ってたのですが、なんとなく映画館で観たかったのでレンタルはせず、YouTubeの予告で我慢していました。後述しますが、この予告がまた良い...。
まずは、あらすじをば。
台湾中西部の町、彰化しょうか。頭の中はアレでいっぱい。将来のことを真剣に考えたこともない高校生コーチンと、個性豊かな仲間たちは、くだらない悪戯で授業を妨害する毎日を過ごしていた。担任からお目付け役を仰せつかった女生徒シェンを疎ましく思いながらも、次第に胸がざわつき始め…。
映画『あの頃、君を追いかけた』公式サイトよりhttp://www.u-picc.com/anokoro/intro.html
公式サイトのあらすじに載ってる名前はカタカナ表記ですが、自分が覚えるためにも以下主人公であるコーチンは柯騰、ヒロインのシェンは佳宜で書きます。
日本でのコピーは「青春は恥と後悔と初恋で作られる」だそうで、なるほど、コピー通りに、学生たちの甘酸っぱい青春と下ネタをこれでもかと詰め込んだ映画という感じです。
印象的なシーンはいくつかあるんだけど、やっぱり1番はあそこでしょう!
席が前後になり、半ば強制的に佳宜に勉強を教えてもらうようになった柯騰。放課後2人きりで過ごす時間も増え、少しずつお互いを意識し始めるようになった頃、2人は試験順位の勝負をします。賭けるのはお互いの髪型。柯騰が負ければ自分は坊主にする、だから佳宜が負けたらポニーテールにしろと。
後日結局負けてしまった柯騰は、約束通り潔く坊主になります。あぁ佳宜のポニーテールは見られなかったと残念に思ったであろう柯騰と仲間たち(と視聴者)に反して、彼女はポニーテール姿で彼らの前を通り過ぎます。
この通り過ぎる場面が、もう、本当に私が観た映画史上最強の素敵シーンで、YouTubeの公式予告で何回も見返した。
2人の女学生が談笑しながら校庭を歩いていく、ただそれだけのシーンなのに。スローモーションの世界、彼女のはにかむ笑顔と揺れるポニーテールしか目に映らない。
うわぁもう思い出しても素敵すぎる!
このシーンだけ永遠見ていられる!笑
口が開いたまま、首を回して佳宜の姿を追う柯騰たちの姿も最高です。いや、むしろ彼らのこの姿があってこそのシーンですね。
勝負に負けたのにどこか清々しさを纏って坊主頭に臨む柯騰と、勝ったのに彼の要望通りポニーテールに結って現れる佳宜。 それに釘付けの仲間たち(笑)
もう、可愛らしいです。青春ってきっとこういうことです。
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基本的に主人公の行動は理解できない部分が多いんだけど、最後のオチは良かったよ。
そこまで好きか、という感じ。笑
本当に大好きだったんだろうなぁ、
追いかけ続けたんだろうな...。
全体的にそこまで大きな盛り上がりはなく、下ネタもほんと多くて、「もし家族と見てたらめっちゃ気まずかったろうな...」と幾度となく思ったけど(笑)、泣き笑いしながら、とても清々しい気持ちでエンドロールまで観終えることができたので、安心しました。
名シーンもたくさんあるし、大好きな映画のひとつになったな!
ー 余談 ー
作中に出てくる中国語は思春期の男の子が使う荒々しいものもあるよう。他の単語はすぐ忘れるくせにそこだけうっかり覚えてしまった私は、台湾の方に使わない方が良いと言われてしまいましたとさ。気をつけよう。
でも、覚えちゃったら使いたくなるな(笑)
おわり