まいにち

ただの日記

あの頃、君を追いかけた

台湾映画『あの頃、君を追いかけた』を映画館に観に行ってきました。

 

日本では今秋公開予定のリメイク版が話題になっていますが、こちらのヒロインは乃木坂の齋藤飛鳥ちゃんが演じるとのこと。

私としては、中国語を勉強するきっかけになった大好きな映画と公言している、桜庭ななみちゃんの佳宜が見たかったかな。優等生なだけじゃなくて、無邪気なところとか雰囲気も彼女に重なるところがあるように感じました。リメイク2作目にはぜひ...!笑

 

さて、今回観に行った映画館は新宿のK'sシネマという映画館。今は台湾シネマウィークということで、5月〜6月のはじめまで懐かしい作品から比較的新しい作品まで、放映してくださるとうことです。

 

f:id:ao09:20180614000130j:image

 

いっぱい観たい作品があったけど、結局この一本しか観られてないな。特に藍色夏恋は評判も良いし是非とも観たかったんやけど...。レンタル探しますかな。

 

 

さて、『あの頃、君を追いかけた』に話を戻します。具体的なネタバレは書かないつもりですがまだ観られてない方は気をつけてください〜。

 

ずっと観たいと思ってたのですが、なんとなく映画館で観たかったのでレンタルはせず、YouTubeの予告で我慢していました。後述しますが、この予告がまた良い...。

 

まずは、あらすじをば。

台湾中西部の町、彰化しょうか。頭の中はアレでいっぱい。将来のことを真剣に考えたこともない高校生コーチンと、個性豊かな仲間たちは、くだらない悪戯で授業を妨害する毎日を過ごしていた。担任からお目付け役を仰せつかった女生徒シェンを疎ましく思いながらも、次第に胸がざわつき始め…。

映画『あの頃、君を追いかけた』公式サイトよりhttp://www.u-picc.com/anokoro/intro.html

 

公式サイトのあらすじに載ってる名前はカタカナ表記ですが、自分が覚えるためにも以下主人公であるコーチンは柯騰、ヒロインのシェンは佳宜で書きます。

 

日本でのコピーは「青春は恥と後悔と初恋で作られる」だそうで、なるほど、コピー通りに、学生たちの甘酸っぱい青春と下ネタをこれでもかと詰め込んだ映画という感じです。

 

印象的なシーンはいくつかあるんだけど、やっぱり1番はあそこでしょう!

 

席が前後になり、半ば強制的に佳宜に勉強を教えてもらうようになった柯騰。放課後2人きりで過ごす時間も増え、少しずつお互いを意識し始めるようになった頃、2人は試験順位の勝負をします。賭けるのはお互いの髪型。柯騰が負ければ自分は坊主にする、だから佳宜が負けたらポニーテールにしろと。

後日結局負けてしまった柯騰は、約束通り潔く坊主になります。あぁ佳宜のポニーテールは見られなかったと残念に思ったであろう柯騰と仲間たち(と視聴者)に反して、彼女はポニーテール姿で彼らの前を通り過ぎます。

この通り過ぎる場面が、もう、本当に私が観た映画史上最強の素敵シーンで、YouTubeの公式予告で何回も見返した。

 

2人の女学生が談笑しながら校庭を歩いていく、ただそれだけのシーンなのに。スローモーションの世界、彼女のはにかむ笑顔と揺れるポニーテールしか目に映らない。

 

うわぁもう思い出しても素敵すぎる!

このシーンだけ永遠見ていられる!笑

口が開いたまま、首を回して佳宜の姿を追う柯騰たちの姿も最高です。いや、むしろ彼らのこの姿があってこそのシーンですね。

 

勝負に負けたのにどこか清々しさを纏って坊主頭に臨む柯騰と、勝ったのに彼の要望通りポニーテールに結って現れる佳宜。 それに釘付けの仲間たち(笑)

もう、可愛らしいです。青春ってきっとこういうことです。

 

 

基本的に主人公の行動は理解できない部分が多いんだけど、最後のオチは良かったよ。

そこまで好きか、という感じ。笑

 

本当に大好きだったんだろうなぁ、

追いかけ続けたんだろうな...。

 

全体的にそこまで大きな盛り上がりはなく、下ネタもほんと多くて、「もし家族と見てたらめっちゃ気まずかったろうな...」と幾度となく思ったけど(笑)、泣き笑いしながら、とても清々しい気持ちでエンドロールまで観終えることができたので、安心しました。

 

名シーンもたくさんあるし、大好きな映画のひとつになったな!

 

ー 余談 ー

作中に出てくる中国語は思春期の男の子が使う荒々しいものもあるよう。他の単語はすぐ忘れるくせにそこだけうっかり覚えてしまった私は、台湾の方に使わない方が良いと言われてしまいましたとさ。気をつけよう。

でも、覚えちゃったら使いたくなるな(笑)

 

 

おわり